人に与える印象って、話し方で決まることが多いように思います。
みなさんは、自分の話し方に自信がありますか？
私は声が小さいとよく言われます。しかし、声のボリューム調整が全く分からないのです。
小さい頃によく「うるさい」「静かに」と言われてきたからかもしれません。
以前友達とよく通っていたカフェバーがありました。女３人で大いにおしゃべりし、つまらないことで爆笑するという、よく見かける女子会の風景そのままでとても楽しい時間を過ごしていました。
ある日、カフェバーのマスターが、私の兄の友人であることがわかりました。
あんなに騒いでお店に迷惑かけていたんじゃない？と急に恥ずかしくなりそう問いかけると兄は「ん？静かでおとなしいグループって言っていたぞ？」とのこと。
その時は、マスターが気を遣ってそう言ってくれたのだろうとあまり気にしていませんでした。
しかし意識すると、声小さいとよく言われることに気づきました。カラオケで歌う時も、いつもの声で歌うと小さくてメロディにかき消されてしまいます。
よくよく考えると、長電話や、長時間のおしゃべりは疲れてしまいます。
私は、知らず知らずのうちに声の張り方を忘れてしまい、疲れやすい声の出し方をしていたようです。
仲の良い人たちの中では問題なくても、社会に出ると「声が小さい」「もごもごとしゃべる」は、デメリットでしかありません。
ぼそぼそと話す人はたとえ能力があっても、認めてもらうまで時間がかかります。
伝える力が弱いからです。
私は、職場内で、「自信のない、向上心もない人」と思われていた時期があります。
いくら頑張っていても、上手に自己アピールができず、どんなにいいプレゼンも声が小さいという理由で口のうまい人に手柄を横取りされるなんてこともよくありました。
おどおどしてるつもりも、自分に自信がないわけでもないのに、声が小さいだけでマイナスな印象を持たれてしまったのです。
会社でもそうですし、保育園や小学校のお子さんを持つ親御さんも話し方のせいで甘く見られて、雑務を押し付けられることになりかねません。
ボイストレーニングに興味を持ったのは、そんな自分を変えたかったからです。
活舌よくハッキリ発音することより気持ちも上向きになり、人間関係にもいい変化をもたらす可能性があるのです。
心理学的に見ても、声の抑揚は、人の心理に効果的に働くとされています。
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